2020年12月10日
第203回臨時国会閉会とNPO法改正。
先週、第203回臨時国会が閉会し
41日間の短い会期を終えました。
今国会で、自分なりに結果を出せた一つが
3年ぶりとなるNPO法の改正でした。
この未曾有のコロナ禍、
経済や社会が傷んだ影響を受けて
辛い立場に追い込まれるのは、
子供やシングルマザー、病気・障がいを
もつ方等の、社会的に弱い立場におられる
方々です。
その弱い立場の方々にきめ細かく光を当て、
共助の力で支えあうときに大きな役割を
果たすのが、市民社会におけるNPOの存在。
この会期中に
「特定非営利活動促進法の一部を改正する法律」
が、衆院・参院ともに賛成多数で可決、成立。
昨日、12月9日に晴れて公布となりました。
変更点は、NPOの設立要件の簡素化、
役員個人情報保護の強化、年次報告義務の簡素化、etc、、
つまりNPO運営上の事務負担を軽減し、
本来の活動により一層専念できる環境を整えました。
この改正案は、
一般的な閣法(内閣が提出する法案)ではなく、
議員立法による改正だったので、
党内手続きなどを、議員本人が主導しなければ
コトが動きません。
かつて父が会長をつとめていた
「超党派・NPO議員連盟」の事務局次長として、
中谷元共同代表や阿部俊子幹事長に
御指導をいただきながら
党内を奔走し汗をかかせていただきました。
NPOで活動する方々が今よりも負担少なく、
本来の活動そのものに集中することできる
環境づくりのお役に立てたならば
とても嬉しく思います。
なお、今国会で提出された97本の議員立法のうち
成立したのは5本のみ。
声を上げてくださったNPO関係団体の
皆さまはもとより、中谷先生、阿部先生、
自民党の国対、総務会、政調会、内閣部会、
衆参の内閣委員会の先生方や
法制局の方々、党職員の方々、また、
党派を超えて共に推進いただいた野党の先生方の
ご理解とご協力に心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
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