2020年7月31日

官邸にて要望。与党・災害対策本部に出席。武田防災担当大臣を訪問。

【官邸にて要望】


災害支援パッケージに山形県も確実に
含めて頂けるよう求めるべく、
今朝、閣議前の菅官房長官を訪ね、
要望書とともに、現場の惨状がわかりやすく
伝わる写真の数々を、見ていただきました。


菅長官は、開口一番、
「自分の故郷(秋田県南部)もかなり被害が
あるから、山形県はさぞ大変でしょう」
と心配して下さいました。


要望内容は、
激甚指定やパッケージ対象に確実に
含めていただくことに加え


・河川の根本的改良、
・大型ポンプ車増設、
・河川改良後も再度浸水被害があった家屋の
移転やかさ上げへの支援、
・道路強靭化、
・圃場・園地・ハウスの復旧支援、
・揚水気場・農業用ため池・水路の改良支援、
・市町村の復旧工事への財政的支援
 (上記にはパッケージに含まれないものも)


などを盛り込みましたところ、


「ここに書いてあることは全てしっかり対応します。
 他にも何かあったらこちらで指揮をとりますから」
と、心強いお言葉を残して閣議へむかわれました。
(その閣議で、7月豪雨対策のための予備費、
 約1000億が正式決定)


【与党・災害対策本部にて】


そののち、自民党本部での
『令和2年豪雨災害対策本部』に出席。
県内の豪雨被害の状況を報告いたしました。


その場には、
先だって被災した九州地方はじめ
西日本選出の先生方も沢山おられました。


激甚指定に確実に含んでいただくことや、
「50年に一度」だったはずの大雨がこの2年に
3回も来ていることを踏まえて
「復旧」のみならず、「強靭化」を求めて
まいりました。


二階幹事長、岸田政調会長、また
昨日、要望を受け止めてくださった
鈴木総務会長もご出席のもと、ありがたいことに


「山形県も支援パッケージの対象に含む
ことに加えて、山形も7月豪雨一連の
災害として激甚指定に含ませていただく見込み」


という、内閣府の総括参事官よる
明確な答弁をいただきました。
本当にありがたいことです!


【武田防災担当大臣を訪問】


午後一番には、武田防災担当大臣を、
遠藤先生・鈴木先生とともに訪問しました。


パッケージの対象としていただいた御礼を
申し伝えるとともに、
激甚指定にも山形県を含んでいただく
ことを、改めてお願いしてまいりました。


大臣より激甚に正式に入れ込んでいく
ということを明言いただいたことに加え、
パッケージには含まれていない
家屋移転への国としての補助に関しても
「この際にしっかりやっていこう」
と、非常に心強いお言葉をいただきました。


~~


激甚指定の正式な決定は、被災規模の
数字を積み上げてからの閣議決定となり、
タイミングとしては梅雨が明け次第と
なりそうです。


山形県が被災してから、今日で3日目。
今回の、激甚指定や災害対策予備費の
正式決定までのスピードは、異例の速さだと
言えます。


それもそのはずで、
7月6日に被災されてからこの数週間、
今日に至るまでに、
多くの命を失った悲しみに耐えながら
大分県はじめ西日本の先生方が、
被災地の方々の生の声をしっかりとあつめて
与党対策本部でこの支援パッケージを
練り上げてこられたおかげです。
心からの敬意と感謝を申し上げたいと
思います。


そして何より、
これほどの豪雨災害にもかかわらず我が県で
人的被害が1件のみ(現時点で)だと
いうこと。
これはもはや奇跡に近く、これこそ
一番に感謝すべきことだと思います。


その背景には、過去のつらい教訓に学び
雨のふる前から「うちに来いよ」と
身を寄せる場所を提供し声をかけあっている
地域や親せきの温かい絆、山形県ならではの
コミュニティの温かさもあるのだなと
つくづく有難く感じております。