2020年8月3日
在京当番が明け、大蔵村と湯野沢に伺いました。
今朝、在京当番が明けたので
私の地元でもっとも被害の大きい
大蔵村と、湯野沢(鶴岡市)の
被災現場へようやく行くことが
できました。
空港から真っ先に向かった大蔵村。
初日の今日は、肘折温泉地区・塩地区・
熊高地区の被害状況を見舞わせて
いただきました。
すると・・
温泉地の収益の源泉である、
「源泉」の防護基盤が水流で
えぐられていたり、
橋脚が川底に沈み込んで橋が
大きくたわんでいたり、
家屋のすぐ裏がむき出しのガケに
なっていたり、
生活用水を引いていたパイプが
ズタズタになっている有様など、、
変わり果てた姿を目の当たりにし
被害に遭われた方々の恐怖や
無念さが心に突き刺さりました。
水道も、ようやく全面復旧した
ばかり。
床上浸水して
途方もない清掃作業に追われる
「いでゆ館」では、
大変な状況にも関わらず、
笑顔を絶やさず、
お客様を迎えるために頑張る
女性たちの姿がありました。
なんて芯の強い方々なのでしょう…
肘折の課題は、
温泉郷の下流にある名勝・小松渕。
ここがボトルネックとなって
銅山川の水があふれ出てしまいます。
捷水路を整備するなど、水を安全に
逃がす手を打たねばなりません。
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鶴岡市の湯野沢では、
町内会長さんから現場をご案内
いただきました。
床上浸水してしまったお宅は一軒で、
夜はとなり町の親戚に身を寄せて
おられるそうです。
いつも後援会で大変お世話に
なっているYさんのハウス。
配電盤の高さまで水につかり、
中の枝豆の苗木がダメになって
しまいました。
畑のほうの豆も、サヤに泥がつくと
サヤが黒く変色してしまうため
そのままでは市場に出せず
加工に回すしかないとのことです。
水稲は、被災後に素早く消毒を
したので、なんとか持ちこたえて
いるようす。
ご案内くださった町内会長さんの
お話には、たくさんの苦労がにじみ
出ておりました。
避難所整備、築堤などのハード面
のみならず、水管理や避難体制の
あり方などのソフト面でも、
見つめなおすべき点が多岐にわたり
まずは課題の整理が必要だと
受け止めました。
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今日は東北南部も梅雨明けとなり、
今後さらに気温、湿度も上がることが
予想されます。
復旧作業にあたられる全ての皆様は
水分や休憩を十分にとって作業を
行っていただけますようお願い致します。
明日は、また大蔵村の最上川沿いを
中心に、被災地をまわります。








