2021年6月17日

スクールバス導入に関する勉強会で申し入れを行ないました。

先日の投稿でご報告したスクールバス導入
に関する勉強会で意見を取りまとめ、
坂本哲志内閣府特命担当大臣に申し入れを
行ないました。

諸外国では、子どもだけでの通学は
「児童権利条約」に反するという考えで
大人の監視下での通学が確保されており、
スクールバスや自家用車による送迎が
広く行われています。
一方、日本では、
公立小学校におけるスクールバス導入は
16%程度。
子どもが道路上で被害に遭う犯罪は登下校の
時間帯に集中しており、
また、交通事故に遭う小学一・二年生の
多くが歩行中に、更にその3分の1は
登下校中に事故に遭っています。
現在の日本において、登下校が安全なもの
とは言えない状況です。

スクールバス導入は現在、各自治体単位で
行っており、補助制度等もあるとはいえ、
大きな負担であることは間違いありません。
学校の統廃合により遠距離通学を余儀なく
されている遠隔地の子ども、
身体犯や交通事故に遭遇するリスクの高い
通学路を通らなくてはならない子どもなど、
安心安全な通学が容易でない子ども達に
選択的にスクールバスが利用できるよう、
国として環境整備をしていくべきだと
考えます。

そこで、この勉強会にて
・関係省庁横断的に協力し、スクールバス
導入の潜在的なニーズも含め調査研究を
進めること
・調査研究に基づき、創設予定の
「こども庁」も含め省庁横断的体制を整え、
スクールバス制の導入について本格的に検討
し、早期に実現すること。
…などを訴えてまいりました。

坂本大臣はたっぷりと時間を取って下さり、
議員ひとりひとりの話を熱心に聴いたうえで
ご助言も下さいました。
子ども達の登下校時の安全が早期に確保
されるよう、私達も引き続きヒアリング
を重ね、しっかり声をあげていきたいと
思っております。