2021年3月12日

「選択的週休3日制」について。

自民党の一億総活躍推進本部にて導入へ向けて

検討を進めている「選択的週休3日制」。
これは、週休二日で働いている人たちが、
希望すれば1週間に3日の休みをとることが

できる、というもの。

休んだ分のお給料が減ってしまうことは

避けられませんが(※)、週3日の休みを

確保できれば、

・育児や介護と就業を両立できる
・大学院進学や復職なども目指せる
・地方に住みながら遠方で働く事も可能
など様々なメリットが挙げられ、

リモートワークの活用や、休日の分散化も

加われば、観光業の活性化や地方創生に

繋がる事も期待されます。

会議では有識者を招いてのヒアリングを重ねて
いますが、特に私が興味深いと感じたのは、

昨日の会議での「子どもにも有給のような休みを

作る」という提案でした。

(講師:株式会社ワーク・ライフバランス
    小室 代表取締役社長)

「選択的週休3日制」を導入し親が休みを取れた
としても、子どもは平日に学校があり土曜授業も
あるため、家族旅行をしたりなど、一緒に過ごす
ことができません。
アフターコロナの社会は、国民が一斉に休暇を取り
密になる事態を避けるべきでもあり、
・平日に家族旅行をする。
・学校も年間10日程度は「欠席扱いにならない」

制度を設けるべき。
・遅れた授業は動画や資料で。
…など、これまでとは全く違った社会への展望が
開けるお話を聞く事ができました。

人生100年時代と言われる現代において、人生の
選択肢が広がり、充実度や自由度が大きくなるで
あろう、「選択的週休3日制」。
これからもポジティブな姿勢で議論を深めて
いきたいと思います。

注※ 日本を代表する経済学者の一人であり、

東京都立大学理事長、慶應義塾大学名誉教授

でいらっしゃる島田晴雄先生は、

育児や介護のための週休3日目には公費負担で

お給料分を何らかの形で出すこともありうると

提唱されています。

私も十分検討の余地のあるご意見だと思い

拝聴しました。